頭痛は甘いものを食べると治るの?

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頭痛は甘いものを食べると治るのは本当なのか!?

「頭痛がするときに甘いものを食べたら治ったよ!」なんて聞いたことがあるかと思います。

 

確かに、私の経験からも甘いものを食べると頭痛が治るときがあります。

 

実は、甘いものを食べることで治る頭痛は低血糖により発生したものとなります。

 

これは、甘いものを摂取することによって血液中の糖分が満たされたので、頭痛が和らいだということになります。

 

しかし、逆に「甘いものを食べたら頭痛がするようになった!」という方もいるのです。

 

「えっ?どういうこと?」と思われるかと思いますが、どちらの場合も、同じ低血糖による頭痛が関係しています。

 

そして、実は、先ほど「頭痛が甘いものを食べたら治った!」という例の方はあまりよくない傾向なのです。

 

ここでは、そんな頭痛と甘いものとの関係性についてご説明します。

頭痛に甘いものは良い?悪い?

では、頭痛が甘いものを食べることで治るメカニズムについてご説明します。

 

まず、頭痛のお話の前に、血管内の糖分が少ない状態を「低血糖」といいます。

 

この低血糖はインスリンという物質が過剰に分泌されているために発生します。

 

インスリンは、血管内の糖分を消化しつくしても余っている時には「活性酸素」を発生させて細胞を傷つけます。

 

このときに脳の神経も刺激を受けてしまうため痛みが発生します。

 

これが、低血糖状態のときに発生する頭痛の原因です。

 

では、そもそもなぜインスリンが過剰に分泌されてしまうのでしょうか?

 

たとえば、頭痛のほかに空腹時にイライラするというような時はあなたもご経験があるかと思います。

 

空腹時というのは生命の危険に対する信号が出るために交感神経が活発になり、脳からアドレナリンホルモンが分泌されます。

 

これによって、脳の血管は収縮され「頭痛」が発生します。

 

このようなときに低血糖状態を回復させようと糖分を安易に摂ろうとすると、脳として糖分が満たされ、血中の糖度も上がり「脳の血管」も元通りになり痛みは回復します。

 

しかし、急激な血糖値の上昇を身体は糖分の過剰摂取であると判断してしまいます。

 

そのため、糖分を分解するインスリンを大量に分泌してしまい、必要以上に血糖値を下げてしまいます。

 

こうして下がった血糖値を戻すためにまた交感神経が働き頭痛が発生。

 

それを治すために糖分を摂取、インスリンが大量に・・・と繰り返されてしまうわけですね。

頭痛が甘いものを食べて起きた場合の対処法は?

甘いものを食べるとおきる頭痛は、血糖値を安定させるような食べ方をすることで起きにくくすることが出来ます。

 

ですので、まず食事のバランスをタンパク質重視にしましょう。

 

また、炭水化物も糖分を含んでいて血糖値の上昇につながるので気をつけましょう。

 

次に、食事のときの食べる順番に気をつけてみましょう。

 

汁物や野菜から食べ始め、肉や魚、その次にご飯の順に食べるようにすると血糖値の急上昇を防げます。

 

とくに、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするのでできるだけ最初のほうに食べるようにしましょう。

 

また食間におなかがすくことがあるかと思います。

 

長時間の空腹状態は身体へのストレスとなり、低血糖状態の身体になります。

 

そこへ急な糖分摂取は身体への負担にもつながり危険です。

 

まず、できるだけ空腹常態は作らないようにしましょう。

 

また、空腹を軽く満たすときにはお菓子ではなくフルーツなどの果糖を取るようにしましょう。

 

・まとめ

 

甘いものを食べたら治る頭痛は、身体が低血糖状態によるダメージがあることのサインです。

 

治ったように見えるその頭痛はその場しのぎの鎮痛ですので、食生活の見直しをして根本から改善し、治療しましょう。

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