頭痛と鼻血の関係

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頭痛と鼻血が一緒に出たら?

「うわ!頭が痛い、頭痛だ!」と思ったら、同時に鼻血も出てしまっていた。

 

こんな経験をお持ちの方はいませんか?

 

普段から鼻血が出やすいという方もいますが、それに頭痛が重なると心配ですね。

 

頭痛と鼻血が同時に起こる原因は、「全身の状態」によるものと、「鼻の問題」によるものがあります。

 

今回は、そんな頭痛と鼻血の関係や、対処法についてお伝えします。

頭痛と鼻血が同時に起こる原因は?

頭痛と鼻血が同時に起こる場合、その原因はどこにあるのでしょうか?

 

まず、鼻血が出やすい場所は、小鼻の内側の「キーゼルバッハ」という場所です。

 

この部位は、細い血管が網の目状になっていて、比較的軽度の刺激でも血管が破れて出血します。

 

鼻血の90%は、このキーゼルバッハ部位からの出血といわれます。

 

頭痛と鼻血との関係性を知るためには、この部分を理解しておくことが重要です。

 

全身の問題

 

血圧の上昇や頭・顔の血管が拡張する(広がる)ことにより、頭痛と鼻血が同時に起こる場合があります。

 

(1)自律神経失調症

 

自律神経失調になると、休息が充分にとれず血圧が上昇したり、常に筋肉や神経が緊張していたりします。

 

活動する準備ができずに血圧が低いまま活動して、その後血圧が急上昇することも起こります。

 

血圧の変動により、頭や顔の血管が急に拡張すると、片頭痛や鼻血が出たりします。

 

首や肩周囲の筋肉の緊張が持続すると、鼻血と同時に「緊張性頭痛」も起こります。

 

頭痛と鼻血が同時に起きる自律神経失調は、疲労・ストレス・睡眠不足・不安など様々なことから起こります。

 

(2)高血圧

 

高血圧は、動脈硬化や腎臓の病気から起こります。

 

高血圧になると頭や顔の血管の圧力が高まり、頭痛・鼻血が出やすくなります。

 

(3)熱中症

 

熱中症は、ご存知のように、夏場などに体温が上昇して起こる障害です。

 

その場合、脱水症状を起こすまでは血流量が多くなるので、頭の血管が拡張して頭痛と鼻血がおこります。

 

鼻や周辺の部位の問題

 

鼻やその周辺の問題で、鼻血と頭痛が同時に起こり得ます。

 

(1)アレルギー性鼻炎

 

アレルギーのある方は、鼻の粘膜が炎症を起こしやすい状態のため、鼻血も出やすくなります。

 

アレルギーが起こっている時には、抗アレルギー物質が神経を刺激して頭痛も起こします。

 

(2)副鼻腔炎(ちくのう症)

 

副鼻腔炎は、蓄膿症(ちくのうしょう)とも呼ばれます。

 

副鼻腔は、鼻の奥に広がる器官で、鼻とつながっているため風邪などの炎症で副鼻腔も炎症を起こします。

 

副鼻腔は、額の内側から上顎の上に広がる広さをもっていて、炎症を起こすと頭痛につながります。

頭痛と鼻血が同時に現れた場合の対処法

鼻血を止めるためには、小鼻をつまんで血管を圧迫するのが1番です。

 

ティッシュや綿を詰める場合は、丸めるよりも俵のようにやや長い形にすると、出血部位の少し上の血管も圧迫できます。

 

鼻血を止めるために、首の後ろや後頭部の下を叩く人がいますが、全く効果はありませんから止めましょう。

 

全身の問題の場合

 

首・肩周囲の筋肉の緊張をほぐすようにしましょう。

 

軽い運動・ストレッチ・ゆっくり入浴するなどは、自律神経失調の改善にも役立ち、頭痛の緩和につながります。

 

睡眠不足も「自律神経失調」につながりますので、0時前には寝つくようにしましょう。

 

鼻や周辺の問題の場合

 

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎は、耳鼻科で治療すると良いです。

 

鼻粘膜の炎症を起こす頻度が減れば、鼻血と頭痛を起こしにくくなるでしょう。

 

鼻血と頭痛で辛い時には、まず耳鼻科で診察してもらい、そこで問題がなければ、内科や神経内科を受診するとよいです。

 

生活習慣を改善すると、頭痛も鼻血が出やすいことも解消できる可能性が高まります。

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