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頭痛とお風呂(入浴)の関係について
「頭痛がするから、お風呂に入って早く寝よう」
・・・と、思うことってありませんか?
確かに、頭痛のときにお風呂に入るとス〜っと楽になることがあります。
私も、雨の日に頭痛がする時など、早めに帰宅してお風呂に入ろうとしていました。
でも、ちょっと待ってください。
頭痛は、その種類によっては、お風呂(入浴)で症状を悪化させてしまいます。
また、ふだんの入浴方法を工夫すると、頭痛を改善したり、予防したりできる可能性があります。
今回は、そんな頭痛の時のお風呂についてお伝えします。
頭痛の種類とお風呂(入浴)の関係について
頭痛の種類とお風呂の関係についてご説明しましょう。
(1)片頭痛の時
片頭痛は、脳内の血管が拡がり、神経を圧迫・刺激して起こります。
お風呂(入浴)により体温が上がって血管が拡張すると、片頭痛を悪化させる可能性が大きくなります。
ですから、片頭痛のときのお風呂は、決しておススメはできません。
片頭痛があるときにはお風呂の湯船に浸かる入浴は避けて、シャワーだけにしましょう。
しかし、「片頭痛持ち」だからといって、いつもシャワーだけというのは、これはこれで良くありません。
お風呂に入り湯船につかると、自律神経が整えられて片頭痛を起こしにくくなることも覚えておきましょう。
(2)緊張型頭痛の時
緊張型頭痛は、首・肩・背中などの筋肉のコリで起こります。
なので、緊張型頭痛で頭が重苦しい時には、筋肉が緩んでリラックスできるお風呂はおすすめです。
ただし、熱い湯にさっと入るのはおすすめしません。
お風呂で熱い湯につかると、交感神経を刺激してさらに緊張が高まるためです。
緊張型頭痛の場合は、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かることがおススメです。
頭痛とお風呂の関係〜入浴方法で改善する?
頭痛であるなしに関わらず、お風呂(入浴)には、以下のような効果があります。
- 温熱効果(血管拡張、体温上昇)
- 静水圧効果(下半身に溜まった血液が水圧でもどる)
- 浮力効果(体重を支える緊張から解放される)
- 清浄効果(皮膚を清潔にする)
片頭痛で痛みがある時や、片頭痛の予兆がある時以外は、お風呂に入ることをおすすめします。
疲労を回復して、頭痛の原因となる「自律神経」を整える入浴方法は、次の通りです。
(1)お風呂に入るタイミング
夕食後は1時間以上経ってから、寝る前は30分〜1時間前までに入りましょう。
眠り入る時には、体の深部体温が下がります。
深部体温が放出されると、体の表面の温度は高めになります。
子供が眠くなると、手足が温かくなるのはそのためです。
お風呂に入ってすぐに布団にもぐってしまうと、深部体温が下がりにくいので、寝つけなくなります。
お風呂で充分に体温が上がったら、熱りを冷ましてからフトンに入りましょう。
ただし、この間にテレビやスマホの画面を見ると、再び脳が興奮状態になります。
電気を暗くして音楽を聞く、ラジオを聞くなどゆったりと過ごしましょう。
(2)温度と入浴の時間
最低でも10分間は、湯船に浸かりましょう。
38〜40℃のややぬるめの温度がおすすめです。
半身浴(みぞおちまで浸かる)5分と全身浴(肩まで浸かる)10分の、合計15分をワンセットとする入浴方法もあります。
ゆっくりできるなら20〜30分間は、お風呂に入ることをおすすめします。
その場合は、ずっと湯船に浸かっていなくても大丈夫です。
夏でも冷房によって、冷え症になったり自律神経が乱れたりします。
1年を通して、なるべくお風呂に入ることが頭痛の予防と疲労の回復になります。
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