頭痛の種類 一次性頭痛

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頭痛の一次性頭痛は重大な病気につながらない?

頭痛は、本当にイヤですよね。

 

とても激しい痛みや、吐き気を伴うと、重大な病気かもしれないと不安になります。

 

頭痛の原因にはいろいろありますが、重大な脳の障害を伴わない頭痛もあります。

 

  • 緊張型頭痛
  • 片頭痛
  • 群発頭痛

 

この3つは、一次性頭痛に分類される脳の障害を伴わない頭痛です。

 

それぞれの特徴と対処法を知ると、イヤな頭痛を自分で改善することができます。

 

今回は、頭痛の中の「一次性頭痛」についてお伝えします。

一次性頭痛 緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛

緊張型頭痛とは?

 

緊張型頭痛とは、日本人の20〜30%に見られる頭痛です。

 

緊張型頭痛は、首や肩のコリ感から頭の後ろの方へと痛む頭痛です。

 

頭全体が締めつけられる、または重い物をかぶっているような、重苦しい痛みが長時間続くのが特徴です。

 

原因ははっきりしませんが、背中や肩・首の周囲の筋肉が緊張することが誘因となります。

 

睡眠不足やストレス・不安・うつ状態などにより「自律神経」が乱れると緊張型頭痛を起こしやすくなります。

 

片頭痛とは?

 

片頭痛は、日本人の約8%に見られる頭痛で、男性よりも女性のほうが3〜4倍多いとされます。

 

ズキズキと脈打つような痛みが、頭の片側で起こることが特徴です。

 

頭痛と伴に吐き気が出たり、光や音に敏感になったりすることもあります。

 

頭痛が起こる前に目の前がキラキラしたり、見えにくくなったりする場合があります。

 

右半身(または左半身)の感覚に異常が出る、手足の動きが悪くなったと感じる場合もあります。

 

頭痛が両側であっても、日常生活に支障が出たり、運動負荷により、頭痛が強くなったりする際には、片頭痛の可能性があります。

 

群発頭痛とは?

 

一次性頭痛の中ではまれで、こめかみや目の上、目の奥が激しく痛む頭痛です。

 

原因は不明で、1〜2ヶ月の間、連日のように痛むのが特徴です。

 

夜中や明け方に激しく痛むので、睡眠不足になったり眠るのがこわくなったりする場合もあります。

 

痛みは激しいのですが、1〜2時間でおさまってしまうことも特徴です。

一次性頭痛が起こった時の対処法

激しい頭痛が起きたり、頭痛が続いたりする場合、脳外科・頭痛外来、内科などに受診することをおすすめします。

 

なぜなら、一次性頭痛は「脳の障害」は伴いませんが、それを診断によってハッキリさせる必要があるからです。

 

痛み方、痛みの場所などで、緊張型頭痛か片頭痛かの見当がつくかもしれませんが、頭痛が「脳の障害」による可能性もあるのです。

 

緊張型頭痛の場合には、以下のような方法で改善しましょう。

 

  • 軽い運動をしたり休息を取ったりして、ストレスを溜めない
  • 肩、腰、腕、首のストレッチをする
  • ゆっくりと風呂につかる

 

片頭痛群発頭痛の場合には、イミグラン(スマトリプタン)という薬が有効です。

 

ただし、薬を飲んでから効き始めるまでに時間がかかります。

 

そのため、群発頭痛の場合には、100%の酸素を吸入するという方法もあります。

 

スポーツや登山で使える携帯型の酸素が手軽ですね。

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