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頭痛が肩こりを伴う場合について
頭痛持ちで、肩がこりやすい方は、多いのではないでしょうか?
肩こりから起こる頭痛は緊張型頭痛ですが、肩こりを治しても頭痛が残る場合があります。
また、肩こりを治そうとしてストレッチすると、頭痛がひどくなるという場合もあります。
動いてひどくなる頭痛は、片頭痛の特徴です。
では、肩こりを伴う頭痛は、一体どちらの頭痛なのでしょう?
それは、緊張型片頭痛かもしれません。
今回は、肩コリを伴う頭痛である緊張型片頭痛についてお伝えします。
頭痛と肩こりを伴う緊張性片頭痛とは?
「緊張型片頭痛」とは、緊張性頭痛と片頭痛の両方が起こっている複合型頭痛です。
もともと緊張性頭痛があったところに、片頭痛が重なってしまった場合や逆の場合でも起こります。
緊張性頭痛は、肩こりや首のコリから起こります。
寝込むほどではなくても、締めつけられるような頭痛が長時間続くことが特徴です。
片頭痛は、突然に起こる頭痛で、吐き気・めまい・音や光に過敏になるなどの症状があり、辛くて寝込んでしまう場合もあります。
頭痛と肩こりを伴う 緊張型片頭痛の対処法
緊張型片頭痛=複合型頭痛を解消するためには、どちらの頭痛の傾向が強いかを、判断する必要があります。
緊張性頭痛なのか、片頭痛なのかを判断するチェックリストで、どちらの傾向が強いかを見てみましょう。
複合型頭痛の場合には、それぞれの対処法をとる必要があります。
吐き気を伴うような激しい頭痛の場合には、まず、頭を冷やす・安静にする・鎮痛剤を使うなどで痛みをとりましょう。
次に、緊張性頭痛の改善のために、深呼吸しながら肩や首のストレッチをしましょう。
長期的には、ストレスを減らす・睡眠時間を確保する・風呂につかり血行をよくする・有酸素運動をする、などの対処をしましょう。
片頭痛が頻回にあり、その都度、鎮痛剤を飲んでいる場合は、薬剤による片頭痛の悪化の可能性もあります。
次のような場合は、薬剤性の頭痛(薬物乱用頭痛)のおそれがあります。
- 頭痛の時に飲んでいた鎮痛剤が次第に効かなくなってきた
- 朝から頭痛がする
- 痛みかたや頭痛の場所が変わってきた
- 1ヵ月に10日以上、鎮痛剤を飲んでいる
このような場合は、頭痛外来の受診をおすすめします。
片頭痛の治療薬には、鎮痛剤以外にもトリプタン系薬剤や、エルゴタミン製剤などがあります。
トリプタン系薬剤やエルゴタミン製剤は、飲むタイミングにより効果が出ない場合がありますので、医師と相談して指示を守りましょう。
緊張性頭痛でも片頭痛でも、放置して悪化させてしまうと複合性頭痛となり、改善しにくくなるおそれがあります。
神経内科や頭痛外来を受診したり、整体院での施術を受けたりしながら、生活習慣を改善しましょう。
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