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頭痛が空腹によって起きるのはどうしてなのか?
お腹が空くと頭痛がするんだよね・・・という方はいませんか?
ふだんは頭痛などほとんどないのに、なぜか空腹になったときだけ頭痛に悩まされるというケースです。
ところで、なぜ、お腹が空いているときに関係のなさそうな頭痛がするのでしょうか?
それには、空腹とそれにまつわる脳の関係が原因だったのです。
ここでは、頭痛と空腹との関係性についてご説明していきます。
頭痛が空腹によって起きる原因は?
頭痛が空腹によって起きるという根本的な原因はなんでしょうか?
まず、私たち人間が空腹だなと感じるのは、脳が伝達を出すことによるものです。
しかし実は、空腹には2種類あるのです。
ひとつ目は、実際に胃の中身が空っぽで感じる空腹。
もうひとつは、胃の中身にかかわらず脳が空腹であると感じて指令を出す空腹です。
この後者の空腹が原因となることで、頭痛の症状は現れます。
脳は、血糖値が低い状態である低血糖になると「体は今、空腹状態である」と考えます。
そして、この状態を改善するためにアドレナリンなどのホルモンを分泌します。
このときに出るアドレナリンをはじめとしたホルモンが増えると活性酸素も増やしてしまいます。
この活性酸素は細胞を傷つけてしまう性質を持っていて、それが細胞を刺激して頭痛という痛みになります。
また、別の原因としては、甘いものを空腹時に食べることも頭痛につながります。
急激に低血糖状態の体に大量の白糖が入ってくると、脳は血中の高血糖状態を解消させようとインスリンというホルモンを大量に分泌します。
このインスリンを大量に作るためには脳のエネルギーであるブドウ糖が必要なため、消費されたエネルギーの足りないところが脳内の各地で現れ、それが頭痛となるのです。
そして、脳が減ったエネルギーを補充しようとして空腹感を出し、大量にまた糖分が補給され、それに対してインスリンが・・・というような悪循環が発生してしまいます。
現れる症状としては、一般的な「片頭痛」が発生します。
片頭痛は頭の片側、あるいは両方が脈打つように痛む頭痛です。
頭痛が空腹によって起きたときの対策や注意点とは
空腹による頭痛が起きたときの応急措置として、痛む患部を冷たいものなどで冷やすことです。
片頭痛は、患部周辺の血管が拡張されて周囲を刺激し、それが痛みとなることが多いので、冷やすことで血流を回復させる効果があります。
また、空腹時の頭痛を避ける予防策として、血中糖度を急激に上げないようにすることが大切です。
たとえば、甘いものが食べたくなったらお菓子などではなく、フルーツを摂取することで糖分を摂取すると良いでしょう。
フルーツに含まれている果糖は、白糖に比べて体内にゆっくり吸収されます。
そのため、体に必要な糖分を得るのに急激な血糖値の上昇を抑えられますので、頭痛の予防に繋がります。
また、よく噛んで食べることも血糖値の急上昇を抑えて頭痛を防ぐことが出来ますので、食事の際にはよく噛むことを習慣づけましょう。
食事内容としては、前菜に食物繊維をとることも血糖値の上昇を抑えることが出来るためオススメです。
空腹時の頭痛は体内の「低血糖状態」が原因でした。
しかし、頭痛を回避するために急激に体内に糖分を摂取するのは頭痛が空腹によって起きる悪循環に繋がりやすいです。
ですので、食前はサラダにすることで食物繊維をとりましょう。
糖分の摂取は基本フルーツにするなどのようにして食生活を改善し、頭痛を未然に防ぎましょう。
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