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頭痛の原因は歯痛だった?
「歯が痛み出したら頭も痛くなってきた」
「虫歯は無いのに歯痛と頭痛がする」
・・・というような方はいませんか?
頭痛の時、歯に痛みがあっても、歯の問題であるとは限りません。
顎や鼻、時には肩こりが歯痛になり頭痛につながる場合があるのです。
また、歯の問題や歯痛につながる問題を改善すると、頭痛も改善するケースもあります。
今回は、頭痛の原因となる歯痛やその対処法をお伝えします。
頭痛が歯痛で起きる原因とは?
頭痛の原因となる歯痛には、どのようなものがあるのか見てみましょう。
(1)虫歯や歯槽膿漏がある場合
一般に歯が痛くなるときには、虫歯や歯槽膿漏が起こっている場合で
しょう。
虫歯が進行すると、歯の奥にある神経を刺激して強い痛みを感じます。
歯痛は肩や首の緊張を招き、頭痛を起こす可能性があります。
(2)副鼻腔炎(蓄膿症)がある場合
副鼻腔は鼻の奥に広がる空間です。
- 目の上から額にかけて広がる前頭洞
- 目じりの辺りに広がる師骨洞
- 師骨洞の後ろにある蝶形骨洞
- 目の下から上顎の上に広がる上顎洞
この4つです。
4つの空洞はつながっていますが、出口は鼻の中の1か所で、炎症などで出口が塞がれると副鼻腔に膿が溜まります。
副鼻腔炎は、風邪やアレルギーなど鼻やのどの炎症によって起こります。
上顎の上の上顎洞に炎症が起こると、歯痛と頭痛の両方を感じる場合があります。
(3)虫歯や歯槽膿漏から副鼻腔炎を起こしている場合
上の歯に虫歯や歯槽膿漏が起こっている場合には、歯の神経(歯髄)を通して副鼻腔に炎症が広がり、副鼻腔炎を起こす場合があります。
上顎の歯髄の炎症が上顎洞におよぶと、副鼻腔炎になり頭痛も発生するという仕組みです。
(4)肩こりがある場合
顎のずれ、首の骨のずれがあると、肩こり首こりから歯痛と頭痛を起こす可能性があります。
顎がずれる原因は、顎の筋肉が弱い、もともと顎の関節が浅い、頬杖をつくクセがあるなどです。
首の骨がずれる原因は、衝撃によるむち打ち症や、長時間のスマホなどによるストレートネックです。
頭痛と歯痛がある場合の対処法
虫歯や歯槽膿漏などがある場合には、痛み薬で抑えるだけではなく、早期に歯科に受診して治療しましょう。
虫歯や歯槽膿漏にならないように、口の中を清潔に保つ、ダラダラと食べないなども大切です。
風邪をひくと鼻詰まりをしやすい人や、花粉症などのアレルギーがある人は、耳鼻科で治療しましょう。
首の骨にずれがあるなら、整形外科で運動療法や温熱療法を受けるまたは、整体院で施術してもらうとよいでしょう。
顎がずれる・外れやすいという場合は、歯科で相談するとよいでしょう。
虫歯や歯槽膿漏は、痛みが出る前に治療したいものです。
そのためにも、毎日の歯磨きで口の中をよく観察しましょう。
適度な硬さの食べ物を食べる、ガムを噛むなども顎を鍛えたり唾液の分泌を促したりして、口の中を清潔に保つ役割をします。
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