頭痛にはアロマが効果的？

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頭痛にはアロマが良いというのは、お聞きになることも多いと思います。

たとえば、頭痛があるときに、好きな香りを嗅ぐと楽になるという方はいませんか？

アロマテラピーは、植物の香りで心身の状態を整える自然療法で、頭痛に効果がある香りもあります。

ツラい頭痛のときに、薬だけでなく他にも楽になれる方法があると嬉しいですね。

ただ、手軽に使えるアロマですが、香り成分が濃縮されている「精油」は取り扱いに注意が必要です。

今回は、頭痛に効くアロマの種類や使う際の注意についてお伝えします。

アロマテラピーは、香りによって心身によい効果を得る自然療法です。

生姜や唐辛子を食べると体が温かくなりますが、このような植物の持つ力を利用するのがハーブで、食べるのではなく香りを利用するのがアロマ
です。

臭いと脳の研究をしている杏林大学精神神経科教授の古賀良彦先生は、桃の香りを嗅ぐと脳の扁桃体という部分の血流が減るという研究結果を発表しています。

扁桃体は、恐怖や怒りなどの感情と記憶に関連する働きがあります。

この研究で、桃の香りは恐怖や怒りを抑えたり、イライラを解消したりすると考えられます。

頭痛に効くアロマテラピーをする際の注意点

アロマテラピーに使う「精油」は植物の成分を濃縮して精製したものです。

「薬」のような強い効果はありませんが、正しく使わないと危険です。

精油の取り扱いと使用上の注意点

• 原液を直接肌につけない、飲まない、目に入れない
• 油分のため引火に注意
• 高温多湿を避けて保存する
• 子供やペットが触れない場所に保管する
• 化学的に合成されたオイルは「精油」ではない（植物から抽出したものを使う）
• 妊娠や出産後、3歳未満の子供などは、敏感に香りに反応する場合があるので注意する
• 血圧を上げるなどの作用がある香りもあるので注意する
• 希釈用オイルで薄めて使っても、皮膚がかぶれる場合があるので注意（光毒性）

【頭痛全般に効くアロマ】

ローズマリー（少量）、ラベンダー、ペパーミント、カモミールローマン等・・・

【片頭痛に効くアロマ】

ユーカリレモン、ベルガモット等

【緊張性頭痛に効くアロマ】

クラリセージ、ジェンパー、スイートマジョラム、ゼラニウム等

アロマテラピーでは、精油を単独あるいは複数をブレンドして使います。

肌につけたりマッサージしたりする場合には、希釈用オイルで薄めて使います。

お風呂に入れる芳香浴（アロマバス）では、1〜数滴をぬるめの湯に入れて半身浴します。

穏やかな効き目のアロマテラピーですが、嫌いな香りでは悪影響を及ぼします。

自分の好きな香りをみつけて、頭痛の改善に役立てましょう。

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